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新人大動物臨床獣医師、初の帝王切開

忙しい。忙しい。ワタシ事務員ですがね、ただ今チョー忙しいんですよ!

でもでも、今日はそんなワタシの忙しさなんてぶっとんでしまうような、メモリアルな出来事がありました。だからこうして去年の秋からご無沙汰でパスワードもすっかり忘れちゃってたブログなんか書いてるんです。エライぞ、自分。

さて、今年の4月に入社した、ラーメン大好き新人大動物臨床獣医師のO(オー)先生。

小比類巻家畜診療サービスのX(旧ツイッター)facebookでは、

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花背負って登場したり、
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夕方の爆睡が日課だったり。

と、その無邪気さと真面目さがかもしだすアンバランスさがおもしろくって何かとイジられて(ん、イジってるのはワタシだけか)きた彼ですが、入社から半年がすぎ、本日、な・ん・と‼
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帝王切開デビューしましたーっ。パチパチパチパチパチ。
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帝王切開されるのは、9月8日が分娩予定だったオッカサン、そしてオトッツァンは福勝鶴。受精卵移植で分娩予定の黒毛和牛です。

「予定日からすでに9日過ぎている」ことと、「お腹の脂肪が分厚い」(え、ケンカ売ってる?)ということで、帝王切開とあいなりました。
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電話をもらって急きょ駆けつけると、既に開腹処置は終わり、お腹に手を突っ込んで何やらモニョモニョしている(語彙力↓)彼がいました。聞けば、胎子を取り出しやすい位置に持ってきているのだそうです。

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数十キロの子牛を重力に逆らって中腰で持ち上げるので、非常にツラそう。遠くを見つめるO先生。そうそう、ツラさを紛らわすには遠くを見つめるのが大事って、先週受けた健康診断で胃カメラの先生が言ってたっけ。
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くーーーーーーーーっ。
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んごごごごごーーーーーーー。

声にならない声が聞こえてきます。(先生には悪いけど、おかげでフォトジェニックな映えショットが撮れましたん♪)
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この写真、気付きました?

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そう、したたり落ちる汗!がんばってる人の汗はビューティフォー。更年期のそれとは大違い(ほっといて)。

子宮を開腹部分に持ってきたらメスを入れ、いよいよ胎子を引っ張り出す段階に。
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子牛の足を引っぱり出して、
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牽引用のベルトを装着したら

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コヒルイマキ一同心をそろえてぇーーーーーー

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そーーーーーーれぇぇぇぇぇーーーぃ

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巨大な子牛が無事誕生しましたー。
ふぅぅぅぅー。背伸びをして一息つくO先生。うんうん、ずっと中腰だったからねぇ。

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生まれたジャンボな子牛ちゃんはオス。健康にも問題ナシ。農場長から酸素のごほうびをもらいます。シュパシュパ。

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その後、子牛ちゃんは農場のスタッフさんに、キレイにしてもらいました。

子牛が生まれて一段落したけれど、帝王切開手術はまだまだ続きます。
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ついこの前はニコニコしながら破れたツナギの縫い合わせをしていたO先生ですが、

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今日は本番。縫い合わせるのは牛さんの子宮とお腹。この後、先輩獣医師の指導を受けながら縫合し、帝王切開手術は無事終わりました。

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オッカサンも元気です!

O先生のご家族、お友だち、大学の先生や先輩後輩の皆さま。見てますか?

彼は今日、獣医師としてひとつの大きな山を超えました。お話する機会があったら、ぜひねぎらってあげてくださいナ。そしてこのブログをとおして、大動物臨床獣医師という仕事のすばらしさが一人でも多くの人に伝わればウレシイです。

そして今、O先生は自身も帝王切開で生まれたという極秘情報を教えてくれました。なーんだ、彼は生まれながらにして帝王切開の星のもとに生まれてきたのね。んじゃぁ、将来は帝王切開のスペシャリストとなるべく、じゃんじゃん経験を積んでいってもらいましょう。


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そしてそしてO先生からひと月遅れで入社した、もう一人の新人獣医師のB先生!
次は先生の出番ですよー。震えて待っててねー。

by vetkohi | 2025-09-17 17:27 | 獣医師の診療風景

小比類巻家畜診療サービスの日常をスタッフが交替でゆるーく発信。当社は青森県上北郡東北町で和牛の受精卵移植や家畜診療、繁殖牧場などを行っています。


by vetkohi
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