本日は受精卵の作成を行っている胚培養士さんのお仕事に1日密着しました。弊社では牛のOPU(経膣採卵)-IVF(体外受精)を行っており、胚培養士さんはこれに関わる基本的な業務を任されています。
黒毛和牛受精卵の需要が高まる昨今、胚培養士さんはどんな1日を送っているのでしょうか~!ラボをのぞいてみましょう~!
8:00出社 新鮮卵移殖の準備
授精師さんが毎日行っているメガファームでの移殖に合わせて新鮮卵をストローに詰めています🍳
多い時で40頭を超える事もあるとか!
授精師さんも大変ですが、陰ながら授精師さんを支える胚培養士さんも毎日ご苦労様です~!

8:30 媒精媒精は、精子を調整して質の良い精子を集め、卵子と合わせる事だそうです。
この媒精を行う技術が安定した受精卵作成に欠かせないんだそうで、1番緊張する作業であると胚培養士さんは語ります。
9:00 OPU開始~検卵
現在弊社にはOPUの技術者が3名おり、月~金まで交互にOPUを行っています。
基本1日に6頭のOPUを行っており、2人で検卵をしていきます。

12:00~13:00 昼休み~休憩中~
13:00 卵割確認
卵子がきちんと受精出来ているか確認する作業です。
媒精後27時間で2分割、55時間で8分割しているか見ていきます。
写真は2分割になっている卵子を確認しているところです。

13:00 新鮮卵移殖の準備午後にも近隣の農家さんや自社農場の牛の新鮮卵移殖のために新鮮卵をストローに詰めていきます。写真は受精卵に穴を開けて殻の中から受精卵が出てきやすくするためのアシストハッチをしているところです。手作業で受精卵を傷つけないように殻だけに穴を開けていくなんて相当細かい作業にびっくり!熟練された技ですね~
13:30 凍結1週間育てた受精卵を凍結していきます!

受精卵をストローに詰めたらあとは機械にお任せ~
14:00~16:00 打ち込みや次の日の準備
次の日のOPUの麻酔の準備や媒精の準備、打ち込みをしていきます!
データ管理も大切なお仕事です。
準備するものも沢山あります~
16:00 裸化1日の最後は裸化で締めです。
今朝媒精の卵子の周りについているいらない細胞や精子を慎重に取っていきます。

お疲れ様でした~!