皆さまこんにちは!4月からお世話になっております、家畜人工授精師(胚培養も少し担当)の高橋です。
実は私も先日三重出張に行って参りました。アップするのがだいぶ遅くなりました💦すみません。
獣医師さんや移植師さん、研究機関の方々のお話がたくさんありました。
がしかし………この高橋、ほとんどポカーンっとなっておりました。トホホっ.....
そんな中、一番関心を持ったのは「受胚牛の移植前検査時の黄体、子宮の状態が受胎率に及ぼす影響」という内容でした。
受精卵移植を行う際は事前に直腸検査し、子宮と黄体の状態を見ます。
しかし術者によりその正確度に差があり、また移植初心者における黄体検査時の移植可否の判断は難しいそうです。
私も人工授精師として約半年ほど働いていますが子宮・卵巣診るの苦手です。
口癖は『分からん!』
分からん言うてる場合じゃない。仕事しなさいよ!と思ったそこのあなた。
ごもっともです(笑)
他の授精師さん、獣医さんのお力を借りることもしばしば。というかほぼ毎日ですね(笑)
当たり前だけど同じ牛はいないので日々勉強だなと思っております。
なので移植の黄体検査は私にはまだまだハードルが高いです.....
だいぶ話がそれました。本題に戻ります!
この実験では移植経験2年未満の技術者さんが評価基準を設定し、その有効性について検討。
作成した評価基準がこちら
黄体は消しゴムよりも柔らかいものをAランクにしているそうです。
実際に触ったことのあるものに感触を例えていただくとわかりやすい!
私も今度黄体触る時は消しゴムを意識して、移植に適した黄体を探してみようと思います。
結果がこちら
黄体検査がいかに重要か分かりますね。勉強になります。
牛の飼養管理も重要ですが、技術者の能力も大切だと改めて感じました。
私も黄体検査できるようになって移植に挑戦したいと思っているのですが、何年先になるでしょうか?練習あるのみですね。楽しみです!
今回は初めての出張でしたがたくさんの方々に出会い、刺激を受けました。
またこのような機会がありましたら、情報交換等していけたらいいなと思います。